高野山会議2021を開催

2021年11月26日(木)から11月28日(日)まで、和歌山県、和歌山県高野町、高野山真言宗総本山金剛峯寺、高野山大学との共催で『高野山会議2021』を開催しました。本会議は先端アートデザイン分野の主軸イベントであり、第1回目となる今回は「科学・技術・宗教の対話が見つめる1200年後とは」をメインテーマに掲げました。

会議会場の金剛峯寺と高野山大学にて、先端研の研究者および当分野教員とアドバイザーによるセッションを行いました。宗教とテクノロジーの共通項を探り人間の未来を議論する「人間と宗教とテクノロジー」、ジョン・ケージの代表作『4分33秒』を円融無碍の見地から読み、未来のバリアフリーを考える「4分33秒と円融無碍」、人間性豊かな人材育成についてアート、科学、宗教の観点から議論する「次世代育成~科学技術からアートへ」、高野山を宗教的見地から検討しわれわれの立脚地を照らし、新たな気づきと発見を目指す「空海と現代~高野山という名のトポス」のそれぞれのセッションにおいて、多様な意見が交わされました。

初日には金剛峯寺第412世座主松長有慶大僧正、高野山真言宗宗務総長今川泰伸氏代理の藪邦彦公室長、平野嘉也高野町長、添田隆昭高野山大学長から、2日目には、仁坂吉伸和歌山県知事(写真中央)から、お言葉や講話を賜りました。最終日の28日には、近藤薫特任教授/東京フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターと東京フィルハーモニー交響楽団メンバーによる弦楽アンサンブルの「高野山会議2021クラシックコンサート」を行いました。地元の方も多数来場され、3日間の催しは大盛況のうちに終了しました。

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